神奈川県より郵送でリサイズとリペアを依頼していただいたSchott 618。
袖幅(二の腕周り)のサイズ詰めです。
袖巾は二の腕周りを平置きで-2cm詰め(周囲だと-4cm)で、袖付け根と袖先を±0㎝に取り合わせです。
袖付け根と袖先を±0㎝に取り合わす袖幅詰めの場合、二の腕辺りの詰め巾は-2㎝が限界となります。
それと左袖付け根(脇下側)のステッチが袖方向・アームホール周りとも破断してきています(赤丸)ので、こちらも同時に補修を依頼していただいています。
破断したステッチを縫うには、アームホール周りのステッチを一旦解体する必要がある旨をご了承いただいています。
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※一般的な革ジャンよりも硬さ・厚みのある革ジャンのリサイズは、どうしても通常の革ジャンより手間がかかり、通常の料金より2割ほど割り増しになってしまう場合が多いです。
料金やその他ご不明点ありましたらお気軽にご相談ください。
サイズ直しのご依頼・ご相談は、簡単なイラストでよいのでサイズダウン希望の箇所・現状寸法・ご希望の詰め寸法を記入して頂き、そのイラスト図を写真に撮ってメールフォームから送って頂いています。
※イラスト図の無い(もしくは詰め寸法の指定が無い)お問合せや、LサイズをMサイズにしてほしい等のお問合せではお見積り・施工の可否は出せません。
・イラスト例
そのイラストを元にサイズダウン箇所の確認・サイズダウン値として可能かどうかを確認いたします。
サイズ直し寸法を決める際、参考になるレザージャケットがあるならそのジャケットサイズを参考にするとサイズ直し寸法を決めやすいです。
(ライダースならライダースというように同ジャンルのジャケットとのサイズ比較が分かりやすいです)
肩幅を詰める場合なのですが、肩幅を縮めると連動して袖の取り付け位置が上がりますので肩幅を縮めた分、袖先位置も上に上がります。
それと肩幅を縮めるとアームホールは広がることになりますので、袖元の周囲より広がってしまいます。
それを取り合わす為、脇下から身幅を縮める必要があります。
肩幅を詰めたい場合は袖先が上に上がるということと、身幅を詰める必要があるということをご了承ください。
革ジャンは一般衣類のシャツやTシャツと違い、あまりにジャストサイズにしてしまうと動きにくくなってしまい縫製や革にも負担が掛かるものになってしまいます。
多少余裕の有るサイズダウンにするのがお勧めです。
ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
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ジャケットの一部を解体して、外装(皮革)・裏地ともに裏返します。
二の腕周りの必要量をカットし縫製。
左:外装(皮革)、右:裏地
裏地の縫い代端をロック縫製
左袖付け根を一旦解体して破断したステッチを補修します。
同じ縫製ラインを表から縫う箇所は、表に見える針穴を拾いながら縫製。
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サイズダウン完了
周囲にあるのがカットした分量です。
サイズダウン比較
左:施工前、右:リサイズ完了
ステッチリペア
左:施工前、右ステッチリペア完了
今回のリサイズ、
・袖幅詰め、税別 10,000円(税込 11,000円)
・ステッチリペア 税別 3,800円(税込 4,180円)
です。
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革製品の事でお困りの事がありましたらお気軽にどうぞ!!
ショット618 サイズ直し・ステッチリペア:サイズの大きい袖幅詰めと左脇下のほつれたステッチの補修です
投稿日:2023/06/24 更新日: