経年で袖・裾リブともほつれや伸びが出ています。
ジャケットと一緒に郵送して頂いた赤リブと交換です。
同時に袖丈を－3㎝のサイズ詰めを依頼していただいています。
袖丈詰めは袖先からの詰め、袖先幅は袖先が上にあがると広がるので当初の袖幅に合わせて調整します。
今回のジャケットですが、皮革の厚み・硬さがかなりあり、皮革割り増しが発生することをご了承いただいています。
*******
※一般的な革ジャンよりも硬さ・厚みのある革ジャンのリサイズは、どうしても通常の革ジャンより手間がかかり、通常の料金より2割ほど割り増しになってしまう場合が多いです。
料金やその他ご不明点ありましたらお気軽にご相談ください。
サイズ直しのご依頼・ご相談は、簡単なイラストでよいのでサイズダウン希望の箇所・現状寸法・ご希望の詰め寸法を記入して頂き、そのイラスト図を写真に撮ってメールフォームから送って頂いています。
※イラスト図の無い(もしくは詰め寸法の指定が無い)お問合せや、ＬサイズをＭサイズにしてほしい等のお問合せではお見積り・施工の可否は出せません。
・イラスト例
そのイラストを元にサイズダウン箇所の確認・サイズダウン値として可能かどうかを確認いたします。
サイズ直し寸法を決める際、参考になるレザージャケットがあるならそのジャケットサイズを参考にするとサイズ直し寸法を決めやすいです。
(ライダースならライダースというように同ジャンルのジャケットとのサイズ比較が分かりやすいです)
肩幅を詰める場合なのですが、肩幅を縮めると連動して袖の取り付け位置が上がりますので肩幅を縮めた分、袖先位置も上に上がります。
それと肩幅を縮めるとアームホールは広がることになりますので、袖元の周囲より広がってしまいます。
それを取り合わす為、脇下から身幅を縮める必要があります。
肩幅を詰めたい場合は袖先が上に上がるということと、身幅を詰める必要があるということをご了承ください。
革ジャンは一般衣類のシャツやTシャツと違い、あまりにジャストサイズにしてしまうと動きにくくなってしまい縫製や革にも負担が掛かるものになってしまいます。
多少余裕の有るサイズダウンにするのがお勧めです。
ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
*******
表・裏地ともに裏返して旧リブ(袖・裾)を取り外し。
必要量をカットします。
袖丈・袖幅
左：：外装(皮革)、右：裏地
新しリブを仮止めして縫製。
元の縫製ラインを縫うときは、表に見える元の針穴を拾いながら縫製。
上：袖リブ、下：裾リブ
*
*
*
A-2袖・裾リブ交換・サイズ直し完了。
ジャケットの下にあるのが取り外したリブとカットした分量です。
リサイズ比較
左：施工前、右：リサイズ完了
今回のA-2フライトジャケットリペア
・袖・裾リブ交換(皮革割り増し含む)、税別 12,980円(税込 14,278円)
・袖丈詰め(リブ交換と同時施工として) 税別 8,000円(税込 8,800円)
です。
***********************************************
交換用のリブ材は基本的に、お客様の持ち込みとさせて頂いています。
ミリタリーウェア・フライトジャケットはタイプ・年式によってリブなどの色・仕様などが異なる為、お持ちになられているジャケットに合うものを購入頂いて持ち込み頂いています。
ミリタリーショップ MASH さんに各種リブ揃っております。
***********************************************
*
*
*