ファスナー差込棒の付け根が破損しています。
この状態になるとファスナー修理は不可でファスナー交換になります。
※ダブルライダースは、右側ファスナー(メンズタイプ)が裏地側を貫通して縫い付けられていませんので内側からの縫製が必要となります。
その為、ファスナー部以外の一部解体・再縫製が必要になり、シングルライダースより若干料金が掛かります。
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今回の交換用ファスナーはお客様のご希望で綿テープ・ブラスエレメントのWALDES VINTAGE ZIPPER。
スライダーは1940年代のVintage Zippeによく見られる力織機テープを使用した引き手用のスライダーです。
お客様のご希望で、引き手の力織機テープの移植だけでなくワイヤー引き手も同時に移植します。
移植完了。
取り外した新しいワイヤー引き手はお客様のストック用にお渡しです(^ ^)
引き手の移植が完了したので、新しいWALDES VINTAGE ZIPPERを仮止めして革ジャン表側の元の針穴を拾いながら縫製。
身頃左側のファスナー縫製は当初通りに折れ曲がり部分でミシンの上糸が内側にくるように切り替えて縫製してます。
ダブルライダースは襟止めのドットボタンも交換が必要になる場合が多いです(ボタンがファスナーテープを挟み込んでいる場合がほとんど)。
ボタンサイズが合えば身頃側のドットボタン(凹)のみの交換、ボタンサイズが合わなければ襟先のドットボタンも一緒に一対(凸凹)で交換します。
この鍾馗堂ダブルライダースはボタンサイズが合いましたので身頃側のボタンのみ交換。
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ファスナー交換完了
下にあるのが取り外した破損したファスナーです。
今回のリペア、
・ファスナー交換、税別 12,500円(税込 13,750円)
(皮革割り増し含む)
・WALDESファスナー 税別 2,800円(税込 3,080円)
・ワイヤー引き手加工 税別 500円(税込 550円)
・ボタン交換 税別 800円(税込 880円)
です。
※ダブルライダースのファスナー交換では革ジャンの革質・構造によりファスナー部以外の一部解体・再縫製が必要な場合があり、この場合シングルライダースより若干料金が掛かる場合があります。
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